トイレ公開
トイレ交換の前に確かめる排水芯とは?合う便器の見分け方
新しい便器が付くかどうかは、排水の位置で決まります。床排水と壁排水の見分け方、排水芯の測り方、位置が合わないときに選ぶリフォーム用の便器について説明します。

「この便器にしたい」と決めてから、取り付けられないと分かる。トイレの交換で起きがちな行き違いです。原因のほとんどは、排水の位置にあります。便器を選ぶ前に知っておきたい「排水芯」について説明します。
便器の下には、排水の管がある
便器は、床か壁にある排水管の上に載っています。新しい便器の排水の口と、家の排水管の位置が合わなければ、つなぐことができません。
確かめることは2つです。排水がどちらへ抜けているか、そして、その位置です。
床排水か、壁排水か
排水の方式は、便器の後ろをのぞくと見分けられます。
- 床排水:便器の後ろに、何もつながっていない。排水は、便器の真下から床へ抜けています。戸建て住宅の多くはこの方式です。
- 壁排水:便器の後ろから、太い管が壁に向かって伸びている。排水は壁の中へ抜けています。マンションで使われていることがあります。
床排水用の便器と、壁排水用の便器は、別の製品です。方式が違うものは取り付けられません。
排水芯は「壁から排水管の中心まで」の距離
床排水の場合、合う便器を決めるのが排水芯です。便器の後ろの壁から、床の排水管の中心までの距離を指します。
この距離は、家が建てられた年代や、当時付けた便器によって違います。年数のたった家では、いまの便器の標準とは違う位置に排水管があることがめずらしくありません。
壁排水の場合は、床から、壁の排水管の中心までの高さを確かめます。
位置が合わないときの、リフォーム用便器
排水の位置が、新しい便器の標準と合わない。その場合に使うのが、リフォーム用の便器です。
リフォーム用の便器は、便器と床の排水管の間に、位置を調整する部材をはさみます。この部材が排水の位置のずれを吸収するため、床を壊して配管を動かす必要がありません。
注意したいのは、選べる機種の範囲です。同じシリーズでも、標準の便器とリフォーム用では、選べる機能や形が違うことがあります。カタログで気に入った便器が、リフォーム用にもあるかどうかを確かめます。
排水のほかに、確かめる3つのこと
排水の位置が合っても、次の点で取り付けられないことがあります。
- 給水の位置:給水管が、新しい便器やタンクと当たらないか
- コンセント:温水洗浄便座を使うなら、トイレの中に電源があるか
- 水圧:タンクの無い便器は、水道の圧力で流します。水圧が低いと、設置できない機種があります
便器を外したときが、床を直す機会
便器を交換するときは、いったん便器を外します。このとき、ふだんは便器に隠れている床が見えます。
床材を張り替えるなら、このタイミングが最適です。便器の形が変わると、古い便器の跡が床に残って見えることがあります。便器の下まで床材を張り替えておけば、跡は残りません。壁紙や収納まで含めて直す場合は、住宅リフォームとしてまとめてご相談いただけます。
型番と写真があれば、選べる便器が分かる
いまの便器の型番は、タンクの側面や、便器の後ろ側に書かれています。型番と、トイレの全体が分かる写真があれば、排水の方式と、取り付けられる便器の見当がつきます。
横浜総合住設では、現地で排水の位置と給水、水圧を確認してから、取り付けられる便器だけをご提案しています。便器の種類と費用の考え方は、トイレ交換・トイレリフォームのページをご覧ください。
この記事に関する質問
排水芯は、自分で測れますか?
床排水なら、便器の後ろの壁から、便器を床に固定しているねじ(左右にあります)のあたりまでの距離が目安になります。正確な寸法は便器を外さないと分からないことがあるため、最終的には現地で確認します。
排水の位置が合わない場合、床を壊す工事が必要ですか?
多くの場合、必要ありません。排水の位置を調整できるリフォーム用の便器を使えば、床の配管を動かさずに取り付けられます。
マンションのトイレは、戸建てと違いますか?
マンションでは、壁へ排水するタイプが使われていることがあります。壁排水は、床から排水管の中心までの高さで、合う便器が決まります。
