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エアコンの配管、化粧テープと化粧カバーの違い
エアコンの屋外の配管には、テープを巻く仕上げと、カバーに収める仕上げがあります。見た目と耐久性の違い、カバーに替えるのに向くタイミングを、実際の施工写真とともに説明します。

エアコンの室内機と室外機は、壁の穴を通る配管でつながっています。屋外に出た配管をどう仕上げるかには、大きく2つの方法があります。「化粧テープ」と「化粧カバー」です。取り付けのときに何も言わなければテープ仕上げになることが多く、違いを知らないまま使っている方も少なくありません。
配管の中身は、3本をまとめたもの
屋外の配管は、1本の管に見えますが、中には3つのものが束ねられています。冷媒が通る2本の銅管、室内機から出る水を流すホース、室内機と室外機をつなぐ電線です。銅管は断熱材で包まれています。
この束を、日光と雨からどう守るか。それが仕上げの役目です。
化粧テープ仕上げ
束ねた配管に、専用のテープを下から上へ重ねながら巻いていく方法です。材料が少なく、曲がりの多い経路にも合わせやすいのが利点です。
弱点は、日光です。日当たりのよい壁では、年数がたつとテープが硬くなり、破れてきます。破れたところから断熱材が見え、やがて断熱材もぼろぼろと崩れます。
化粧カバー仕上げ
配管を、樹脂でできた筒状のカバーの中に収め、壁に固定する方法です。直線の部分、曲がりの部分、壁の穴を隠す部分と、形の違う部材を組み合わせて経路をつくります。
カバーの中の配管には、日光も雨も直接当たりません。配管が壁に沿ってまっすぐ通るため、建物の外観がすっきりします。
2つの違いを比べる
| 比べる点 | 化粧テープ | 化粧カバー |
|---|---|---|
| 配管の保護 | テープが日光で傷むと、断熱材が出てくる | カバーが日光と雨をさえぎる |
| 見た目 | 配管の曲がりがそのまま見える | 壁に沿って直線に収まる |
| 向いている場所 | 配管が短い、日が当たらない、曲がりが多い | 日当たりのよい壁、道路から見える面 |
| 工事 | 巻くだけで済む | 部材の取り付けと、壁への固定が加わる |
カバーに替えるなら、交換のときに
化粧カバーへの変更に向いているのは、エアコンを交換するときです。交換では配管も新しくするのが基本なので、古いテープをはがす手間が無く、新しい配管をそのままカバーに収められます。
横浜総合住設で施工した事例に、古いエアコンを取り替えるのに合わせて、テープ仕上げだった屋外の配管を化粧カバー仕上げに変えたものがあります。取替前と取替後の写真は、配管を化粧カバー仕上げにしたエアコン取替の事例でご覧いただけます。
自分の家の配管を見てみる
外に出て、室外機につながる配管を見てみてください。次のような状態なら、巻き直しか、カバーへの変更を考える時期です。
- テープが破れて、中の白っぽい断熱材が見えている
- テープがほどけて、垂れ下がっている
- 配管が壁から浮いて、ぶらぶらしている
配管の状態が分かる写真をお送りいただければ、必要な作業の見当をお伝えできます。取り付けや交換を含めた工事の内容は、エアコン設置・交換・修理のページにまとめています。
この記事に関する質問
化粧カバーは、後から付けることもできますか?
付けられる場合があります。ただし、配管の断熱材まで傷んでいるときは、カバーをかぶせる前に配管の補修が必要です。エアコンを交換して配管を新しくするときに一緒に付けるのが、もっとも無駄がありません。
テープ仕上げのままだと、エアコンは壊れますか?
テープが破れただけで、すぐに故障するわけではありません。ただ、中の断熱材が傷むと、配管の表面に結露が出たり、冷暖房の効きが落ちたりします。破れに気づいたら、早めに巻き直しをおすすめします。
室内の配管にもカバーは付けられますか?
付けられます。壁の穴の位置の都合で、室内に配管が見えてしまう場合に使います。室内用は、壁の色になじむ細めの形になっています。



